2023-02-26

幸福の木の花


10年ほど前、車の後部座席で膝の上に乗せて

連れて帰ってきた小さな幸福の木(ドラセナ)。


職場が挿し木にして増やしていたものを

わが家の観葉植物1号として譲ってもらいました。


👆うちに来て1年ほど経った頃の写真です




それからすくすく育ち、ズンズン背が伸びて、

今では私の身長も優に超えるノッポに成長しています。



見た目はヒョロリとしていますがとても生命力の強い子で、

大規模リフォームの時にはベランダに出されて

強い日差しや雨を浴びても強風に何度か倒れても

たくましくサバイブしてきました。

長い付き合いなので特別な愛着もあり

いつからかドーラと名前まで与えられています



そんなドーラが初めて花を咲かせました。

ドラセナが花をつけるのはとても珍しいことだとか。


上の方にニョキニョキと伸びているのが蕾です。



花に栄養が取られるので剪定してしまう方がいいそうですが

10年越しにつけた蕾を切ることはできず…見守ることにしました。


しばらく蕾の状態が続いていましたが、ある日仕事から帰宅すると

家の中にフレグランスのような香りが漂っていて

目で確認するより先に開花していることに気づきました。

それほど花の匂いが強くて香りの存在感がすごいのです。


やっと咲いたドラセナの花ですがその命は短く、

開花してから一週間足らずで散ってしまいます。


良いタイミングで写真が撮れなかったのですが
白く小さな花がたくさん集まるポンポンのような形の花です


咲いている束の間、玄関や寝室のドアを開けた瞬間に

奥のリビングから漂ってくるジャスミン系の香りに

気分がリフレッシュされ活力をもらっていました。


花が終わったあとは根元からパチンと鋏で切り、

お疲れさまの肥料をあげました。

その後の様子も弱ることなく元気そうで一安心です。


花を見せてくれたのは10年一緒に暮らしてきた、

ドーラの恩返しだったのではないかと思っています

そろそろ鉢のサイズが窮屈そうになってきたので

暖かくなったらまた一回り大きな鉢に植え替えてあげよう🌷


2023-02-15

週末の焼き菓子


賞味期限が近づいてきたお歳暮の干し柿。

そのまま食べるだけでは消化しきれずお菓子作りに使うことにしました。


水分が少なく硬さのある枯露柿(ころがき)なので

ドライフルーツとしてビスコッティの生地に入れてみようと

適当な大きさに刻みました。


一般的に水分を50%以上含むものを「あんぽ柿」、水分30%未満のものを「枯露柿」と言います



日持ちがして簡単に作れる焼き菓子と言えばビスコッティ。

混ぜ込む具材もナッツやグラノーラなど水分の少ないものであれば何でもOK。

卵・砂糖・小麦粉(お好みで油やベーキングパウダーなど)を合わせ具材を加えザックリ混ぜたら

こんな感じに形を作ってまずは170度のオーブンへ。 


干し柿だけでは味がぼやけそうだったのでチョコチップも加えました



20分ほど焼いたら一度取り出します。

表面が焼けて少し膨らみましたが、中はまだ半焼け状態。






粗熱を取り1cm程度の厚みにスライスしたら

断面を上にして再びオーブンへ。

150度でさらに30分ほど焼いて水分を飛ばします。



具沢山にしすぎてちょっと型崩れ気味です💦



ビスコッティは2度焼きする手間こそあれど

材料もシンプルでボウル1つで作れ、型いらずの手軽な焼き菓子。

レシピも応用が利くし、少々雑に作ってもそれっぽく出来上がります(笑)

今回は風味をよくするために小麦粉の30%をアーモンドプードルにして

お砂糖もきび砂糖を使いました。


乾燥剤と一緒に密閉容器に入れれば1週間~10日ほど日持ちします。



しっかり干し柿も味わえてチョコチップもアクセントになり

大変美味しゅうございました。


いつだったか急にお菓子が作りたくなり、家にある材料だけでできるレシピを探して

作ってみたのがビスコッティでした。

思い立ったがビスコッティの日。またいつか訪れる気がします。