渡る前のこと①
ご無沙汰してしまいました。
元気にやっております。
10月にパリへひとり旅に行ってきました。
石橋を叩きすぎて、渡る前に自分で割ってしまいそうでしたが
無事に渡って帰ってまいりました。
大切な思い出と経験になったので、ここに記録として残したいと思います。
旅を思い立った時から終えるまでのことを
自分の心境も含めてできるだけ詳細に綴れたらと思っているので
長文で退屈な投稿がしばらく続くかもしれません。
もしよろしければお付き合いください。
コロナの時期とも重なっていたのですが、昨年末に4年間担当した仕事が外れたこともあり
2024年こそは5年ぶりの海外旅行に行きたいという気持ちがありました。
仕事と収入、気力と体力、家族と生活環境、色々考えると遠征の旅行は今回が最後になるかもしれない。
それなら一番行きたい国に行きたい。
私の場合、やっぱりそこはフランス・パリでした。
5年前に初めて訪れ、すっかり魅せられたパリ。
いつか再訪することを人生の活力にしていましたが、その時が思っていたより早くやってきました。
ただ前回と大きく違うのが、今回は一緒に行ける人がおらず一人で行くしかないという事。
パリ滞在のみ終日フリープランとなると、団体ツアー(一人参加可)などもなく…
探し続けた結果、小さな旅行会社の航空券+宿泊ホテルのみのプランを見つけ、
もうこれしかないと申し込みました。
飛行機とホテルは確保するのであとはご自身でお願いしますっていうあれです。
往復路や滞在中に何かあっても、添乗員さんはもちろん同行者もいない完全なひとり旅。
空港の搭乗手続きや、現地到着後のホテルまでの移動など、自分でちゃんとできるのか、
トラブルに見舞われても一人でどうにかするしかないというプレッシャーが強かったです。
一度だけ海外に一人で行ったことはありますが、ご近所さんの台湾で
ホテルにチェックインすらしない日帰りの弾丸プランでした。
泊まらないため荷物も少なく、通勤用のリュックひとつという身軽さ。
受託手荷物を預ける手間もかからずLCCの搭乗手続きはサラリと終了しました。
現地に着いても、馴染みのある漢字表記に日本の原風景のような街並み。
外国に来たという実感もそれほどなく、なにより親日国という安心感がありました。
ですがパリとなれば話は変わってきます。
3時間で到着する台湾に比べ、パリまでは直行便でも約15時間※
気が遠くなるようなロングフライトです。
あたり前ですがそれだけ遠く離れた異国の地ということ。
金銭的な問題、言葉の問題、スリや盗難など治安の問題、自分自身の体力の不安も大きかったです。
さらに日常的に起こるデモやストライキ、嫌でも耳にするアジア人差別など…
パリは私にとって一番訪れたい場所であると同時に、ハードルの高い行き先でもありました。
※現在ウクライナ情勢の影響でロシア上空を飛べないため迂回ルートになっています
渡る前のこと②につづく…
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クッキーに想いを込める… |
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