2024-12-13

石橋を叩いて渡ったパリのこと④

 

渡る前のこと④


そろそろ旅立たんかいっとお思いでしょうがもう少し準備の話をさせてください。

一週間の旅行のために半年以上も石橋を叩いた話なので…まだ続きます。笑


地味でちまちました話をする前に、見晴らしのいい一枚を…🤲


サクレクール寺院の天井ドームより



ひとり旅の不安を少しでも払拭するには事前準備をしっかりするしかないと考えた私は

とにかくたくさん調べて、たくさんまとめました。

それを物語るエクセルシートの数👇(笑)



まとめることで頭も整理されて把握しやすくなるし

具体的なイメージや重要なポイントも見えてきたりするので

こうして資料を作成する方法が自分には合っていました。

いくらマニュアル化したところで想定外のアクシデントは避けられないけれど、

あるとないとでは心持ちが違います。


滞在中のスケジュールも、各日につきA4用紙×4枚になりました😅

行きたい観光スポットやお店の情報、営業時間や注意事項のメモに加えて、

大半を占めたのは移動に関する内容でした。

デモやストライキが頻繁に起こるパリでは、予定していたルートが急きょ使えなくなることも考えられたため

目的地までの行き方を何パターンか記載したことでボリュームが増してしまいました。


例えば2日目のスケジュールはこんな感じです


この日はレンタサイクルで移動することを楽しみにしていた唯一の日だったのですが

一日中、雨が降り続いた唯一の日となってしまいました。

自転車に乗るためにパリの交通ルールや走行するルートなど、

時間をかけて確認していたので残念でしたが

別の移動方法も調べていたことで目的地までスムーズに向かうことができました。


作った書類はスマホで閲覧できるようPDF変換して転送していましたが

アナログ世代の私は紙でも見れるようにしたかったので、

2ページを1シートにレイアウトし両面印刷することで4枚分の資料をA4用紙1枚に収めて

それを半分に折ってA5サイズのクリアファイルに入れて持ち歩いていました。



こちらは旅行中のスマホ画面です


役立つアプリをインストールしてホーム画面に固めていました。

一番活用したのはグーグルマップでしたが

真ん中にある「Bonjour RATP」というアプリも重宝しました。


パリ交通公団の公式アプリで、メトロやバスの路線や停車駅、

乗り換えルートなどを調べることができます。



当日の運行状況も確認でき、運休していたり臨時的な変更がある場合は

路線番号に⚠マークで教えてくれます。


なにより便利だったのは、乗車に使っていた「Navigo Easy」というICカードに

このアプリ内から乗車券をチャージできることでした。


ICカードは駅の有人窓口で購入できます
 


治安の悪いメトロの券売機で、もたもたとチケットを購入していると

どこに財布をしまったかスリが目を光らせていたり

”手伝いましょうか詐欺”に声をかけられたりとリスクを伴いますが、

スマホひとつでいつでもどこでもチャージできるのは安心安全。

チケットの残数も確認できるので、残り少なくなってきたら

ホテルの部屋から落ち着いて購入することができました。



Lime(ライム)」と「Velib’(ヴェリブ)」はシェアサイクルのアプリです。

ライドパスの購入や利用履歴の閲覧、

現在地から近くにある自転車を検索したり

乗り降りするポートの場所を調べたり

その時の台数や空き状況も確認できます。

日本の「LUUP」のようなものです。



支払いのクレカを紐づけたり、目的地近くのポートをお気に入り登録したりと、

出発前にできることはしておきました。

(海外サイトの場合、セキュリティで決済が弾かれることも多いので事前登録が安心です)


街中のいたるところで見かけるヴェリブの自転車👇


青が電動、緑が普通自転車になります。

この時は雨が降っていたので、利用者が少なくポートが満車状態でした。


もうひとつのLime(ライム)というシェアサイクルは、

アプリひとつで利用できる手軽さが人気なのですが、短距離・短時間向けとなります。

Velib’はきちんとした登録が必要ですが、20分以上乗るような場合は料金が安いので

私はメインの移動をVelib’で考えていました。


ところが公式サイトから利用者登録をしてチケットを選ぶ際、

間違えてサブスクの利用で申し込んでいたようで…

サブスク料金の支払いとアクティベートを完了するよう、

案内メールが届いたことで気づきました。


サブスクは登録も解約も手続きがややこしく

そもそも1日しか乗る予定がない私には不要なプラン。

利用したかった24時間パスは、サブスクを申請中は購入できないようになっていて

出発日も近づいていたのでもう間に合わないかも…と思いながら、

Velib’のカスタマーサポートに間違って申請したので取り下げたい旨を

フランス語に翻訳しメール送信しました。

時差もあるし、日本のような対応は期待できない海外の会社。

返信が届くとしてもどのくらい先になるか…と半ば諦めていたら

なんと3日ほどで「処理しました」と連絡が届き

飛び跳ねながら胸をなで下ろしました。


そんなこんなで手を焼いた自転車計画でしたが、当日は本降りの雨…

結局一度も乗れずに、パリの風を浴びながらセーヌ川に架かる橋を颯爽と走る夢は

夢のままとなりました🥺


と、くだくだ説明していると④も長文になってしまいました。

他にも、現地の支払い用に作ったクレカのあれこれや

出発の1週間前にスマホが壊れた悲劇など、

話したいことはまだたくさんあるのですが…

何をどこまで綴ろうか自分でもまとまらなくなってきました😂💦

ひとまず今回もどうでもいい話をここまで読んで下さった方々、

長らくお付き合いいただきありがとうございました🙇‍♀️


渡る前のこと⑤(たぶん来年)に続く…


0 件のコメント:

コメントを投稿