2024-11-21

石橋を叩いて渡ったパリのこと③

 

渡る前のこと③


ここまで綴っておいてなんなのですが、

下調べを進めながらも数ヶ月は夢と現実の間で揺れていました。

海外ひとり旅を検討し始めたのが3月頃だったので

準備をする時間もたっぷりありましたが、迷う時間もたっぷりありました。笑


情けないのですが、毎朝起きてまず最初に頭をよぎるのが

「職場に行くのもギリギリのこんな調子でパリなんて無謀では…」でした。

それでもどうにか出勤し仕事をしていたら、午後くらいから徐々に調子が出てきて

夜にコツコツと旅行のための情報を調べ出す。

そのくり返しで今年の春と夏が過ぎていきました。

いよいよオリンピックが始まり、テレビに映るパリの様子を見ながら

本当にここに行けるのか?行けないのか?どっちなんだいっ!?と自問自答しつつも

その頃にはおおよそ腹をくくっていたように思います。


なんだかんだ断念する理由を並べても、どれも言いわけのような気がしたし

それで諦めたら後々になって引きずる予感もありました。

このタイミングを逃したら次の機会はもうないかもしれないと思っていたので…

自分にとってのパリという場所が後悔と結びついてしまうことは避けたかった。


せっかく行けても滞在先のベッドで横になるだけになったら悲しすぎるので

体力をつけようと家の中でできる筋トレを始め、足腰を重点的に鍛えました。

その結果、太ももとふくらはぎが太くなり、今まで履けていたボトムがきつくなり、体重も増量😂

ですがそれも、8月にコロナに感染して10日間しっかり寝込んだ日を境に

もう再開する気合いが入らなくて中途半端にフェードアウトしてしまったのですが…

多少の筋肉貯金にはなったかなぁと👉👈


少しでも旅費の足しにしようと倹約にも努めました。

短期的な副業も考えて求人サイトで面接を申し込んだり(応募多数で落ちました💦)

メルカリで小銭を稼いだり。

これが売れたらクロワッサン1個分…これを我慢したらクロワッサン1個分…と

頭の中で打算しながらせせこましく過ごしておりました。


そんな感じで出発までの半年間はもうパリのために生きていた気がします。

ひとつのことに囚われると他が見えなくなって極端になってしまう私の悪い性分です。

自ら決めた旅行ではありましたが、いろいろと余裕がなかったです。


特に何も調べず気軽に行って何事もなく帰って来られたら

準備に費やす時間も気苦労もなかったかもしれませんが、

ひとり旅で行き当たりばったりを楽しむ度胸はなく

せっかく行くなら限られた時間をできるだけ有意義に過ごしたかったので、

あちこちと石橋を叩きながら綿密に計画を立てるのでした🔨


渡る前のこと④に続く… (まだ出発しませんすみません)


バスティーユの街並み

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