2018-11-25

マルニ木工のダイニングチェア



我が家にまた素敵な家具が仲間入りしました。


マルニさんのダイニングチェアです。


マルニ木工は広島に創業し今年で90周年を迎えた木製家具の老舗メーカー。

いつかここの椅子をひとつ…と思っていたので
大阪ショールームにも何度か足を運んでいましたが
今年の3月には90th記念としてこんな特別企画もありました↓



興味深い内容で私も何とか都合をつけて行ったのですが
創業当時の貴重な椅子から現在に至るまでのコレクションが時系列で展示されており
時代時代のデザインの移り変わりを実物を見ながら知ることができました。

曲木の工芸技術を確立したマルニ木工の情熱や歴史が感じられ、
ここの家具への憧れがさらに強くなったのでした。



そして今月、ずっと行きたかったイベントが開催されました。



ショールームの展示品アウトレットセールです。



定期的に行われているイベントなのですが
毎回開催日が他の予定と重なってしまいなかなか機会がなく…
ずっとチャンスを逃していましたが、満を持して行って参りました。



私のお目当てはHIROSHIMAアームチェアを代表とするMARUNI COLLECTIONでしたが
同時開催していたクラシック家具の方も根強い人気があり賑わっていました。


HIROSHIMAシリーズは深澤直人氏のデザイン。
数々のプロダクトを手掛けるデザイナーさんですが
有名どころだと無印良品や±0の家電でしょうか^^

私が候補にしていたのはスタッキングできるスチール脚のHIROSHIMAアームチェア
あのミラノサローネにも出展されている名作椅子です。


こちらはオークの板座、ブラック脚の仕様になります


この椅子は色んな組み合わせで発注できるようになっていて
木材はビーチ・オーク・ウォルナット、座面は板座と張座、
脚はクローム・ポリッシュ・ブラック仕上げから選べます。

どんな組み合わせがアウトレットに出ているかなぁーとワクワクソワソワしながら
ショールームに到着したのが開店時間ちょうど。

憧れのマルニの家具がお求めやすく買えるチャンスということもあり
オープン前から入店待ちの人達が外で列んでいるという噂も耳にしていたのですが
この日は先に4、5名いらっしゃる程度でゆっくり見ることができました。



そして出逢ったのがこの子です。



木材はウォルナット、座面は板張り、脚はクロームになります。


こういう展示品販売はとても貴重でありがたい機会。
もちろんアウトレット価格でお得に購入できる事もそうなのですが
実際に使うことになる現物を目で見て確認できるところも大きなメリットだと思います。

本来、ショールームは展示のみなので注文は取扱い店を介すことになります。
希望した仕様で受注生産となると完成したものが家に届いた時に初めてご対面となる為、
どんな姿に仕上がったかはその時までわかりません。

木材は同じ種類でも使う部分などによっても色の濃淡にとても差があるし、
特に木目や節などの現れ方は千差万別。
ふとつとして同じものはない世界です。
それが面白いのですが、できれば自分好みの“味”を選びたいところ。

私が今回購入する決め手になったのは、まさにその木目の美しさでした。
とてもきれいなべっぴんさんだったのです^^


まず座面。



これほどきれいな板目はめずらしい方ではないかと…
かわいい節も入っています。

張座のファブリックかレザーも考えていましたが板座を選んだので
冬はムートンかキリムマットでも敷いて過ごそうと思います^^




さらに背もたれ。



柾目模様がとても美しく出ています。
この部分は普段とても目につく所なので、見る度にひとりで惚れ惚れ



そしてHIROSHIMAアームチェアの一番の魅力はこのアームの部分。



背もたれから流れるように緩やかなカーブを描く美しいアームに
マルニ木工の技術とこだわりが窺えます。

ショールームに行くと店員さんも熱く誇らしげに語られる部分で
3Dの削り出し技術を駆使したフォルムなのだと教えて下さいました。

最初はジャスパー・モリソンのT&Oなど他のデザインも検討していたのですが
実際に座り比べたりアームの説明などを聞くと
やっぱりマルニさんの椅子を買うならHIROSHIMAのアームチェアがいいなぁと結論付きました。



見つけた子はウォルナットの中でもかなり明るめの色合いになります。
それでもリフォーム前のフローリングの上では浮いてしまいそうでしたが
今のチェリーの床にはすっと馴染んで悪目立ちもしません。



脚もブラックと迷っていましたが
左のセブンチェアのクローム脚と統一感が出て、結果よかったです。



名作椅子という、どえらい沼にハマってしまってからお気に入りを少しずつ揃えています。
といってもダイニングテーブルに置ける数までですが…

イームズのDSRやヴィトラのオールプラスチックチェアなど木の風合いが少なかったので
次に買い足すのは木製の椅子と決めていました。


まだどこで購入するか迷っていた頃はgrafさんにも下見に行ったり…



イベントがあると知れば足を延ばしてみたり…



こちらはイームズシェルチェアのカラーサンプルを見せてもらった時の一枚。



椅子はやっぱり実物を目で見て、色味や材質はもちろん、
座ってみたり持ち上げてみたり、後ろ姿も眺めて(ここ重要)選びたかったので
あちこち巡って楽しみながらのんびり探してきました。




今回、木製のマルニチェアが仲間入りしたことで
ダイニングの雰囲気に温かみが増したように感じています。
奥に鎮座するogumaさんのカップボードとの相性も◎



カップボードとダイニングテーブルはオークなので少し心配でしたが
その間に挟まれてもさほど違和感もなく一安心^^



MARUNI60のミナペルホネンのファブリックが使われたデザインや




今年のミラノサローネでも出展された「90周年記念モデル」も素敵!

 
スチール部分がグレーのT&O!


コアな話を長々と綴ってしまいましたが…
縁あって我が家に来てくれたマルニのアームチェア。
愛着のある家具がまたひとつ増えました。

2018-11-13

週末の焼き菓子


久しぶりの週末の焼き菓子。


また作りたいと思っていたパンプキンプリンです。
去年初めて作ってみたところ自他共に大好評だったため
秋の定番スイーツに認定されました



今回は20cmのスクエア型を使いました。
かぼちゃペーストを混ぜたホイップクリームをトッピング。





170℃のオーブンでじっくり60分湯煎焼きして
粗熱を取り型のまま冷蔵庫で休ませれば
ケーキのように包丁で切れるプリンのできあがりです。


ずっしり!



甘さ控えめでかぼちゃの味を存分に味わえる濃厚さとなめらかな舌触り。
お裾分けしてもとても喜んでもらえる自信作です(* ̄ω ̄*)




2018-11-10

秋の大阪城


朝の天気予報で大阪城の紅葉が見頃だと言っていたので
通勤前にぶらりと寄り道してきました。


大阪城の北外堀はイチョウ並木が続きます


お城は通勤の車窓から毎日のように見ているけれど
公園を歩くのは久しぶりで気持ちがよかったです。


お堀にはカモたちがたくさん泳いでいました。
水面に豆粒のようなものが点々と浮かんでいるのがわかりますでしょうか…


スマホからモバイルバージョンの表示画面だと画像が小さいのですが
ウェブバージョンに切り替えていただくと写真がピンチできます


波紋を広げながらスィースィー




仲良く連なって泳ぐ姿にほっこり和みます

私のミラーレスカメラではここまでが限界
望遠レンズ欲しいな~



時々立ち寄るとリフレッシュできる身近なスポットです^^